銀泉いづみけん GINSEN/www.izumiken.com
「命の旅」の途中、出逢えたものの感動を、金属に結晶してみました。台東区浅草2-26-5
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プロフィール

GINSEN 泉健一郎

Author:GINSEN 泉健一郎
いづみ けん

神奈川県横浜出生
(お茶の水)文化学院卒
日本国内行脚の旅
株式会社『白金』14年間勤務のち独立
伝統工芸士
文化学院『金工』もと非常勤講師12年間
日本彫金会会員
東京金銀器工業協同組合常務理事
現在浅草に工房・店舗・教室開設
 台東区浅草2-26-5
 TEL 03-3841-7361



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ふたつの依頼製作
ひとつはワニのネームプレートです。デザインこちら任せ。ワックスという彫刻しやすい素材で粗方掘り出し、耐火石膏に埋め固め、燃やして残ったその形の空間に、溶かした銀を圧力かけて流し込む、ロスト(失われる)ワックス法という精密鋳造です。鋳あがった物をまたタガネ、ヤスリ、キサゲ(金属を削り取る鈍角の刃物)にて仕上げます。

ワックス途中
ワックス途中
完成品
完成品

もうひとつは山羊のバックル。さらにツタンカーメンの頭巾をかぶったものという、異様な格好の注文でしたが、デザインはこちら任せです。梃子摺りましたが仕上がればなんと、素敵な可愛さが感じられ気に入ってます。ご注文主はお洒落な中高年の紳士でした。

P1080022.jpg

P1080021.jpg

P1080017.jpg


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製作依頼 ティーキャディ 1
20070924110506.jpg
 
英国アンティーク銀器に携わる日本のあるお方から、ティーキャディ(紅茶葉用スプーン)新作を依頼されました。四季を主題にまずはサクランボ(赤色は緋銅)です。以下は製作工程。

20070924112224.jpg
2.5ミリ厚の板を切り抜く。

20070924112436.jpg
ボウルの部分を横に金槌で延べていく。

20070924112512.jpg
ハンドル部分を厚く細く長く延べる。

20070924112548.jpg
木台の窪みでボウル部分を、先の丸い木槌でこごめた後、鉄の丸い当てがねを当て、裏から金槌にて叩いてボウルを形作る。

20070924112625.jpg
パーツを揃える。サクランボ玉は銅板を丸く絞り、熱処理にて銅の持つ赤色を固定する。緋銅。

20070924112728.jpg
桜の葉の形をシンプルに極めて、研磨。

20070924112842.jpg
二本の銀線を本体にロウ付け後、赤球を通してハンドル先でキャップを被せて、要所をスズ付け。

20070924112958.jpg

つぎの第二作はいつになるやら、乞うご期待。

生成流転
>みなさま、お元気ですか。ひさびさの大作に取組んでいました。ごらんください。4.jpg
すこしずつ重ねないよう叩きます。5.jpg
ひととおり打ちならすと分子が詰まって手をつなぎ、かたくなって言うことをきかなくなります。6.jpg
バーナーで強い火にかけ、柔らかくします。分子がお風呂に入ったようにホッとしてつないだ手を緩めます。11.jpg
何度も繰り返し、内側に鉄の当てがねを添えて、金鎚木槌で絞り込みます。15.jpg
徐々に形が生まれてきます。17.jpg
隙間に見えるのが鉄の当てがねです。打つ形状によって何本も必要になり、見えない仕事になります。生成流転工程 003
もう何回火をくぐったことでしょう。生成流転工程 043
純金のやすり粉を叩いて潰します。これを本体にふりかけます。」生成流転工程 044
ほどよい火をかけ鉄の棒で押し付けます。生成流転工程 019
平たい金槌で叩き込みます。生成流転工程 024
再び絞り込んでは火で柔らかくしてまた叩き繰り返します。生成流転工程 023
生成流転工程 018
金槌を光らせておくと、叩かれた銀は素直なのでその光沢を自分のものにしてしまいます。すると日が差して生成流転工程 016
ごらんくださいこの宇宙。鎚跡ひとつひとつに太陽が反射して、床天井に星の光屑を撒き散らします。生成流転工程 028
さらに絞込み形を整えます。生成流転工程 032
内側にサラダ油をひいて生成流転工程 033
松脂と地の粉と油を溶かし流し込みます。生成流転工程 040
松脂が冷めて固まりかけた頃いよいよ模様打ち、楽しい工程です。生成流転工程 051
見えない底にもおおきな渦を造ります。夕日があたって金色に。生成流転工程 050
次の日冷めて硬くなりすぎないよう、夜寝るときはは電気あんかで服を被せ保温しておきます。生成流転工程 058
模様打ち終えいよいよ松脂の取り出し作業です。五徳を用意。生成流転工程 066
いきなり炙ると爆発するので、こをごわ口元から暖め溶かし出します。生成流転工程 070
二時間ほどかけ終わりの頃一気に流れ出します。生成流転工程 072
中がきれいになったら、いよいよ仕上げです。ムトウハップ原液を塗り、銀の変色を先取りします。生成流転工程 073
ドライヤーで乾かし硫化させて後、生成流転工程 078
重曹水洗いで進行を止めます。あえて剥かず、宇宙の漆黒闇を表現します。完成。生成流転工程 075
宇宙に満ちているエネルギーは増えもせず減りもせず、形を変えて在り続けているのではないかと思います。生も死も相反せずに成長つづけながら、変化し続けるひとつの現象と思えば、楽な気持ちになりませんか。生ずるまま、成るがまま、流れるまま、転ずるまま。生成流転工程 079




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